理念・活動内容

臨床工学部理念・方針

三康病院グループ 臨床工学部 24名
北摂地域における泌尿器科・人工透析施設の一員として、日々進歩する透析医療の知識と技術を研鑚し、患者さまの個別性にあった透析療法を提案・実施しています。 また、透析療法において安全で最良の機器を使用できるよう、透析機器のメンテナンスやオーバーホール等を行っています。

1.在宅血液透析の指導・管理

在宅透析をご家庭で開始できるまでの、プライミングや透析機器の操作を指導しています。
万が一、在宅での透析中に機械トラブルが発生した場合でも専任の技士が電話や訪問で対応しています。
水処理装置や透析装置の定期点検・整備は、臨床工学技士が毎月、各ご家庭まで伺いトラブル防止に努めています。

>在宅透析について

2.透析液清浄化への取り組み

透析液の清浄化に向けて、 エンドトキシン・カットフィルターを設置することによりエンドトキシン濃度を測定感度以下に維持しています。
今後、細菌汚染の問題も重要となってくることから、効果的な消毒方法(消毒剤の選択・消毒液濃度・頻度・作業時間短縮など)の調査・検討を行っていきます。

3.医療機器安全管理責任者の設置

安全で信頼性の高い医療機器を提供するために、十分な知識や経験を有する医療機器安全管理責任者を設置し、適切な機器の操作・保守点検を実施しています。メンテナンス

4.ダイアライザーの評価・検討

各患者様毎に透析データを集積して充分な透析効率が得られているか常に分析し、医師への提言を行っています。
また、常に最新のダイアライザーに関する情報収集を怠らずに努めています

5.透析支援システム

透析支援システム(FutureNetWeb+)を用いて、透析患者様の透析条件や検査結果を基に治療効果等の分析を行ない、より効率的な透析治療に役立てています。
また、 三康グループではグループ内の各施設からベッドの空き状況や透析条件等の入力・参照が行えるシステム(バーチャル・プライベート・ネットワーク:VPN)を用いて、グループ間で患者情報を共有しています。

6.研究・発表

  • 日本透析医学会学術集会・総会
  • 大阪透析研究会

部門紹介