人工透析

人工透析


人工透析について

在宅透析とは

在宅透析とは、ご自宅に透析機器を設置し介助者(ご家族など)の協力を得ながら、 ご自分で血液透析を行う方法です。 介助者は必ず必要で患者さん一人で在宅透析を行うことはできません。

在宅透析のメリット

  • 通院しなくても良い(月2回程度必要)
  • 透析時間や回数が増やせる
  • 水分・食事制限が少ない
  • 仕事や家事の時間を作りやすい
  • 自分の時間が増える
  • 体への負担が少ない

在宅透析を行うための条件

  • ご本人が希望し介助者の理解と協力が得られること
  • 自己管理ができること
  • 在宅透析に支障をきたす合併症がなく透析中の状態が安定していること
  • 在宅透析のための教育訓練をうけることができること
  • 自宅の改装や機器の設置場所が確保できること

在宅透析開始までの流れ

外来受診(医師の診察・面接)

自宅訪問(自宅の下見)

検討会議

訓練開始(附属診療所でトレーニング)

自宅改装

(電気・水道工事)

訓練終了(トレーニング期間は約4~8週間)

在宅透析開始

定期診察

在宅透析にかかる費用

在宅透析にも医療保険が適用されますので、病院にお支払いいただく費用は施設での透析と同じ金額です。
ただ、在宅透析は自宅で透析装置を使用しますので、それに伴う電気料金・水道料金が自己負担となります。

腹膜透析について

当グループでは腹膜透析に関する管理や指導を行う専任の看護師を配属しており、患者さま個々への細やかな対応が可能です。
排液不良や液の混濁など何か困ったことが起きた際にも、24時間対応できる緊急時の体制も整えています。
また月に一度来院していただき定期的な診察や検査を行うことによって、適切な体調管理に努めています。

腹膜透析について

お腹の中に腹膜透析液を出し入れすることにより、腹膜を介して血液中の老廃物や塩分・水分を取り除く方法です。
腹部に入れたカテーテルから透析液を腹腔内へ注入し約4~8時間貯留します。
これを1日に4回繰り返します。

血液透析に比べゆっくりと透析が行われるため、身体への負担が少ない方法です。 腹膜透析には自分で透析液の交換を行う「CAPD」と、機械が自動的に透析液を交換する「APD」があります。

腹膜透析の特徴

腹膜透析には次のような長所と短所があります。

    【長所】

  • 自分に合ったスケジュールで透析を行うことができる
  • 通院は基本的に月一度でよい
  • 注射針を刺す必要がない
  • 食事制限が血液透析に比べて厳しくない
  • 【短所】

  • 1日に4回、透析液バックを交換する必要がある
  • 腹部に液を出し入れするカテーテル(チューブ)を埋め込まなければならない
  • 透析のための備品を自宅に保管しなければならない
  • 体重が増加しやすい
  • 8~10年程度で血液透析に変更しなければならない

通院・見学ご希望の方

当グループでは患者さまの住所やご都合に応じて、3つの透析施設(高槻市内2拠点・茨木市内1拠点)からご希望の通院先をお選びいただけます。

また各施設は事前見学が可能となっておりますので、見学をご希望される場合は地域医療連携課までご相談ください。

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