在宅透析とは、ご自宅に透析機器を設置し、介助者(ご家族など)の協力を得ながら、ご自分で血液透析を行う方法です。介助者は必ず必要で、患者さん一人で在宅透析を行うことはできません。
在宅透析
在宅透析とは
在宅透析の良いところ
- 通院しなくても良い(月2回程度必要)
- 仕事や家事の時間を作りやすい
- 透析時間や回数が増やせる
- 自分の時間が増える
- 水分・食事制限が少ない
- 体への負担が少ない
在宅透析を行うための条件
- ご本人が希望し、介助者の理解と協力が得られること
- 自己管理ができること
- 在宅透析に支障をきたす合併症がなく、透析中の状態が安定していること
- 在宅透析のための教育訓練をうけることができること
- 自宅の改装や機器の設置場所が確保できること
在宅透析開始までの流れ
在宅透析にかかる費用
在宅透析にも医療保険が適用されますので、病院にお支払いいただく費用は、施設での透析と同じ金額です。
ただ、在宅透析は自宅で透析装置を使用しますので、それに伴う電気料金、水道料金が自己負担となります。
安全性とサポート体制
三康病院では平成18年から在宅透析に取り組んでおり、今も7名の患者さまが在宅透析を行っています。(2015年4月現在)
これまで生命に関わるようなトラブルの発生はなく、電話でご相談いただく場合も多くが手順間違いや機器の操作間違いなど人為的なミスによるものです。
自宅で透析を行うことに対し不安に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、附属診療所での教育訓練は患者さまが十分な技量に達するまで、担当者がマンツーマンで指導いたします。
また、24時間365日電話による連絡体制も整えていますので万が一の時も安心です。