第65回 日本透析医学会学術集会・総会 学会発表

臨床工学部では、学会発表にも積極的に取り組んでいます。

第65回日本透析医学会学術集会・総会(2020年)
◆臨床工学技士の実践能力向上を目指して ~クリニカルラダーの作成と活用~
中尾 努 (医療法人健栄会 三康病院 臨床工学部技士長)

【はじめに】透析患者の高齢化に伴い,透析室に従事する臨床工学技士(以下技士)にも観察能力や介護力,コミュニケーション力が必要な場面が増えてきた.これらの実践能力を段階的に評価する指標が必要である.
【目的】技士の血液浄化業務実践能力の指標(以下技士ラダー)を作成評価し向上を図る.
【方法】日本看護協会「看護師のクリニカルラダー」を基に技士の実践能力を5段階に分けて作成する.19人の技士に技士ラダーを使用し評価する.技士ラダーの構成は「ニーズをとらえる力」「血液浄化領域の臨床業務をする力」「協働する力」「医療機器安全を確保する力」の4項目とし,段階評価は5段階とした.
【結果】段階評価でレベル1は12人レベル2は4人レベル3は3人であった.
【考察】職歴の浅い技士は記録やコミュニケーションの項目で課題を残した.この部分の改善により技士の活躍の場の拡大が期待できた.
【結語】技士ラダーの活用は適切なレベル評価と実践能力向上ができる.

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